
日本語のほかに7つの言語を操る課長が、会社ではうだつの上がらない社員を演じている。そんな落差に注目して、『VIVANT』の別班員を並べました。ネタバレを含むのでご注意ください。
第5位 熊谷一輝
表向きは、航空機器メーカーに電子機器部品を供給する万俵製作所のエンジニアです。コーネル大学や東京大学大学院で学んだ経歴は、堅実な技術者という顔にぴったり合います。そこから2021年に別班へ配置されたと知ると、見え方が変わるんですよね。落差という基準では5位ですが、職業と経歴が自然につながっている分、正体が隠れやすいタイプです。
第4位 廣瀬瑞樹
EU各国に医療系システム機器を販売する会社のシステムエンジニア、それが廣瀬瑞樹の表の顔です。名古屋大学で情報システムを学び、自衛隊を経て別班に配置されました。さらにテント潜入作戦にも参加しています。医療系の機器を扱う穏やかな職業と、国際テロ組織への潜入という任務の距離は、数字では測れない大きさです。地味に注目したいポイントです。
第3位 高田明敏
経済産業省資源エネルギー庁の官僚。この肩書きだけ見れば、誰もが机に向かう人を想像します。ところが京都大学経済学部を卒業後に自衛隊へ入り、2000年に別班へ配置されているんです。その翌年の2001年に経済産業省へ入省し、テント潜入作戦に参加しました。順番を追うと、官僚の顔が別班員としての経歴のあとに作られたと分かります。ここが3位の説得力です。
第2位 黒須駿
表向きはJKT資源開発の優秀なエンジニアです。しかし正体は別班の工作員で、資金調達を担当し、日本を中心とした企業の機密情報を持ち歩いています。立場は乃木の後輩ですが、抱えているものはかなり重い。普通の会社員の鞄に、他社の機密が入っているわけです。この落差をどう受け止めるか。さて、これを超える人物とは誰か、気になりますよね。
第1位 乃木憂助 7言語
第1位は、丸菱商事の課長、乃木憂助です。職場では出世レースから脱落した、うだつの上がらない社員のふりをしています。正体は別班の工作員で、海外を飛び回るため、商社の仕事に拘束されないようにしているのです。日本語のほかに話せる言語は7つ。冴えない課長という顔と、この語学力の差は、ほかの誰よりも大きい。ここが1位の決め手です。
惜しくもランク外
長野利彦は、丸菱商事の専務でありながら、東南アジアを統括する別班員です。和田貢は、アイチ自動車ロシア支社の営業職という顔を持っています。田代久美子は、アゼルバイジャン国営石油会社SOCARに勤めています。
ブログ運営者より
ここまで読んでくれて、お疲れさま。正直に言うと、2位の黒須と3位の高田は、最後まで置く順番で迷ったのよね。でも、乃木の7言語という数字の分かりやすさは、やっぱり頭ひとつ抜けていたかな。あなたの1位は誰だったかな?





