
1話あたり約1億円という製作費が投じられたドラマ『VIVANT』には、正体を隠したまま物語を動かす人物が何人もいます。今回は、正体や目的の気になる度合いで5人を選びました。ネタバレを含むので、未見の方はご注意ください。
第5位 樊林杏
樊林杏は、シンシーの最高責任者です。元中国公安部第6局長という肩書きで、流暢な日本語を話します。気になるのは、テントについて執拗に知りたがる点です。野崎を通じて別班員を人質にまで取っているので、その執念の理由こそ見どころです。
第4位 劉銘軒
野崎のかつての部下で、北朝鮮での潜入捜査に失敗し、亡くなったとみられていた人物です。ところが実際は、シンシーの二重スパイでした。日本生まれ、日本育ちなのに敵側に立っているわけです。体中に傷が残り、後遺症にも苦しんでいます。その姿が、立場を選んだ背景を想像させます。地味に目が離せません。
第3位 ノゴーン・ベキ
テロ組織テントの創設者で、「緑の魔術師」と呼ばれた人物です。1984年の内乱で亡くなったとされていたのに、実際は生きていました。公安に見捨てられた過去から、裏切りには極めて敏感です。テントが犯行声明を出さず、乃木家の家紋と同じマークの旗を掲げる理由も、この人物を知ると見えてきます。
第2位 F(エフ)
Fは、乃木にだけ見えて語りかける別人格です。乃木とそっくりなのに強気で、気弱な表の顔とは正反対。過酷な経験から心を閉ざしていた幼少期の乃木の前に現れました。ノコルは奪還作戦のなかでFの存在に気づき、櫻井司令も認知しています。乃木の内側にいる存在が、周囲に知られていく展開が気になります。さて、この謎を上回る、最も気になる人物は誰か。
第1位 ジャミーン
第1位は、バルカの少女ジャミーンです。話すことができず、人の善悪を直感的に見抜きます。正体は、物理学者エリシャ・ママドフの娘プリシャでした。体には核融合に関する情報の入った機器が埋め込まれていて、そのためにタイランやシンシーから命を狙われます。無言の少女が世界を揺るがす鍵を握っていた、この落差が1位の決め手です。
惜しくもランク外
タイラン・グリエワとエリシャ・ママドフも、気になる存在としてランク外に並びました。
ブログ運営者より
ここまで読んでくれてお疲れさま。温かいお茶でも飲みながら、ゆっくり余韻にひたってね。ジャミーンの正体を知ったあとだと、あの無言のまなざしの見え方が変わるのよね。Fとノゴーン・ベキも最後まで迷ったから、順位は本当に紙一重だったかな。あなたの1位は誰だったかな?





