
7人の知略家を並べてみると、一人だけ、物語の最初から最後まで策を動かし続けた男がいます。ここから先は『VIVANT』の核心に触れるネタバレを含みます。誤送金事件の黒幕から孤児院ネットワークの主まで、頭脳戦の顔ぶれを下位から見ていきましょう。
第7位 山本巧
丸菱商事の同僚という身分でテントのモニターを務め、誤送金事件の黒幕として巧みに潜伏していた。これが山本巧の評価の核です。特別諜報員モニターが、いつもの席で同僚の顔をして働いている。この構図がまず怖いんですよね。ただ、最終的には乃木に見抜かれて排除されました。知略の大きさでは、上位陣に一歩譲る7位です。
第6位 タイラン・グリエワ
情報ブローカーのタイランは、核融合の研究者エリシャを拘束し、シンシーから娘の捜索を依頼される立場を築きました。研究者という価値の高い駒を押さえたことで、依頼そのものを成立させた手腕は見事です。それでも後に買収された点を踏まえ、順位は6位に置きました。地味に、立ち回りの危うさが評価を分けたポイントです。
第5位 劉銘軒
死んだはずの立場にいる人物が、潜入者を見破る。この時点でかなり異質です。劉銘軒は死んだはずのエージェントでありながら、野崎の偽装を見破り、さらにマインドコントロール下に置きました。見抜くだけでなく、支配下に置くところまで進めた点を高く買って5位です。
第4位 樊林杏
情報戦の巧さなら、この人です。シンシーの最高責任者として、乃木たちとエリシャの会話を筒抜けにし、野崎の処分まで判断しました。会話を傍受して機密を握り、用済みとなった相手は冷徹に処理する。動きに一切の無駄がないんですよね。ここまで徹底した判断力が、4位の決め手になりました。
第3位 野崎守
公安刑事の野崎は、中国の別班とも呼ばれるシンシーへの潜入作戦を自ら手引きしました。別班員の情報を手土産にシンシー幹部へ成りすまし、敵の懐へ入り込もうとした。この大胆さは、ほかの誰にもない持ち味です。組織を追う側から、敵の中枢に踏み込む側へ。リスクを承知で賭けに出た姿勢を評価して3位です。
第2位 ノゴーン・ベキ(乃木卓)
戦災孤児の救済のために、犯行声明を出さない組織を築いたのがノゴーン・ベキです。テロ代行や誤送金で資金を得て孤児院を多数運営する組織をつくり、本部の場所を幹部にも明かさず守り通しました。移動する本部で、各国の諜報機関から居場所を隠し続けた点も見逃せません。これほどの知略を上回る1位は、いったい誰なのか。気になりませんか。
第1位 乃木憂助
第1位は乃木憂助です。誤送金事件の黒幕を見抜き、テントへの潜入や拉致された別班員の単独救出作戦までを組み立てて実行しました。黒幕の特定から潜入、救出まで、策の起点にはいつも乃木がいます。別班として単独で救出作戦を立案した点も含め、物語の全局面で策を動かした存在として、この順位は動きません。
惜しくもランク外
ノコルは、あと一歩でランクインに届かなかった一人です。黒須駿も、順位を決める最後まで頭に残りました。太田梨歩も、候補として最後まで比較した名前です。
ブログ運営者より
ここまで読んでくれて、おつかれさま。温かいお茶でも用意したから、『VIVANT』の余韻にひたっていってね。誤送金の黒幕を見抜いた乃木憂助の1位は決めたけれど、ノゴーン・ベキの2位とはかなり迷ったのよ。あなたの1位は誰だったかな?





