
『宇宙兄弟』で成長を語るなら、入口は「会社をクビになった男」です。今回は作中での内面や立場の変化の大きさで、成長キャラの3人を並べました。物語の展開に触れるネタバレを含むので、未読の方はご注意ください。
第3位 カルロ・グレコ
カルロの成長は、宇宙の高さではなく、自分の足元に向き合う方向で描かれます。マフィアだった父を嫌い、国を離れた人物でした。ところが父の真実を知って誤解を解き、帰国後にミドルネームを加えてジョーカーズへ復帰します。出自への嫌悪を抱えていた人が、名前そのものを改めて仲間のもとへ戻る。ここが地味に胸に響くところです。内面の変化がはっきり描かれているので、3位に置きました。
第2位 南波日々人
月面の事故でパニック障害を患い、閑職に追われた日々人。宇宙から一度は遠ざかった人物です。それでも周囲の支えで障害を克服し、ロシアで訓練を重ねて、月面探査のバックアップクルーに選ばれました。注目したいのは、再起の舞台が慣れた場所ではなくロシアだったところ。立場の落差の大きさは、1位に迫る幅です。さて、その日々人をも上回る変化を見せた第1位は、誰でしょうか。
第1位 南波六太
スタート地点は、会社をクビになり、宇宙を諦めていた状態です。そこから飛行士候補生を経て、バックアップクルーに選ばれるところまで、立場も意識も最も大きく変化しました。職を失い夢を諦めていた六太が、再び宇宙を目指して候補生となり、月面基地の改良案で評価されたのです。ここまで振れ幅の大きい人物は、他にいません。
惜しくもランク外
真壁ケンジも、成長を語るうえで名前が挙がる一人でした。アンディ・タイラーも、順位争いに最後まで残った一人です。ベティ・レインも、あと一歩で届きませんでした。
ブログ運営者より
ここまで読んでくれてお疲れさま。温かいお茶でも飲みながら、ゆっくり余韻にひたってね。正直、六太と日々人の順番は最後まで迷ったのよ。それでも、クビから候補生、そしてバックアップクルーへという道のりの長さが決め手になったかな。あなたの1位は誰だったかな?





