
善良な商社マンだと思っていた主人公が、仲間をテントの特別諜報員モニターと見抜き、静かに排除する。VIVANTには、観る側の前提そのものをひっくり返す瞬間が何度もありました。今回は衝撃の展開を8つに絞ってランキングにしています。物語の核心に触れるネタバレを含むので、未見の方はご注意ください。
第8位 ジャミーンの正体がプリシャ・ママドフと判明
シンシーが探している行方不明の娘と、乃木の家にいる少女が、同じ人物だった。点と点がつながる音が聞こえるような種明かしです。ベキとアディエルがタイランのアジトから救出した娘プリシャが、ジャミーンとして育てられていたと乃木が知ったことが、この展開の根拠になっています。ここから物語は核融合研究者の機密へと大きく広がっていきます。ただ、衝撃度では上位の転換点に一歩及ばず、この順位としました。
第7位 一連の事件が野崎の手引きによる作戦だったと判明
黒幕は誰なのか。視聴者が頭をひねり続けた末に待っていたのは、野崎が仕組んだ作戦という種明かしでした。別班員拉致の背景には、野崎が中国の別班とも称されるシンシーに潜入するため、別班員の情報を手土産にするという狙いがあったのです。犯人探しが空振りに終わる構図が、地味にうまいところ。続編の中では大きな種明かしですが、物語全体を揺さぶる度合いでは前半の転換点に譲り、7位としました。
第6位 第2シーズンで黒須ら別班員5人の拉致が発覚
テント事件から帰還したばかりの乃木に、櫻井里美の緊急招集がかかります。駆けつけた本部で告げられたのは、黒須ら5人が拉致されたという知らせでした。休む間もなく物語が再始動するこのスピード感、見事です。続編の幕開けとして物語を動かした功績を買い、第6位に置きました。
第5位 乃木が逃亡したベキを狙撃して事件が収束
結末としての衝撃は、間違いなく大きい場面です。新庄の手引きで逃げたベキが元上官への復讐に動く直前、急ぎ帰国した乃木に狙撃され、第1シーズンの事件が終わりました。復讐を果たす寸前の父を、息子が撃つ。この構図の重さが胸に刺さります。ただ、物語の前提を覆す転換ではないため、第5位としました。
第4位 乃木が他の別班員を銃撃してテントに入り込む場面
任務の最中に、同じ別班の仲間を撃つ。この一手で、乃木の覚悟と二面性が一気に浮かび上がります。乃木は別班員を銃撃し、ノコルを通じてテントに入り込み、40年ぶりに父と再会する道を開きました。見どころは、冷徹さの裏にある目的の深さです。真相解明の前段となる場面として、第4位に選びました。
第3位 テントの活動目的が孤児院運営の資金調達と判明
犯行声明も思想も示さない、不気味なテロ組織。その実態が、戦災孤児を救うための活動でした。大規模テロを起こす組織の真の目的が、内乱で生まれた孤児を救う資金作りだと分かり、敵味方の構図が揺らいだのです。敵を見る目が反転する瞬間で、ここがすごいんですよね。ただ、父との再会に付随する発見という位置づけから、第3位としました。
第2位 テントの創始者ノゴーン・ベキが乃木の父・乃木卓と判明
国際テロ組織テントの創始者が、乃木の生き別れた父だった。この事実によって、物語は親子の対決へと姿を変えました。日本の敵として父を排除すべきという宿命に、乃木は苦しみます。物語の軸そのものが入れ替わる、とてつもない展開です。ここまで来ると、残る1位はどの場面なのか、気になって仕方ありませんよね。
第1位 乃木憂助が別班の諜報員として本性を現す場面
第1位は、善良な商社マンだった乃木が別班の諜報員として本性を現す場面です。誤送金事件に巻き込まれた会社員だと思われた乃木は、実は別班員でした。同僚の山本をテントの特別諜報員モニターと知り、部下の黒須と共謀し、自殺に見せかけて排除します。作品の前提そのものが覆る、最大の転換点でした。
惜しくもランク外
薫に乃木の正体が知られる場面も、物語を揺らす一幕でした。劉銘軒が野崎を見破り勾留する場面は、緊迫感で健闘しました。ドラムが劉に撃たれる場面も、あと一歩でランクインの衝撃でした。
ブログ運営者より
ここまで読んでくれて、お疲れさま。温かいお茶でも飲みながら、VIVANTの余韻にゆっくりひたってね。乃木が山本を排除したあの場面の冷たさは、思い出すだけで背筋が伸びるわよね。2位のベキの正体とも、本当に紙一重だったのよ。さて、あなたの1位はどの場面だったかな?





