
『食糧人類-Starving Anonymous-』のライバル関係を3組に絞ると、そのうち1組は「手柄の横取り」から殺害未遂にまで行き着きます。順位は、作中での対立の深さと決着の決定的さで決めました。結末に触れるネタバレを含みますので、ご注意ください。
第3位 ナツネと和泉新太郎
この二人の厄介なところは、目的が近いのに手を組めなかった点です。ナツネは施設への復讐が動機。新太郎は所長として温情的に振る舞いながら、裏では巨大生物の駆逐を狙っていました。
決め手は所長室の場面です。呼び出したナツネの頭をショットガンで吹き飛ばした新太郎は、施設への敵意を秘めつつ、侵入者を排除する側に立ちました。胸の内が似ていても、立っている場所が違えば敵になる。決着は一発で、そこが3位の理由です。
第2位 榊万智音と辻
師弟という近い関係が、そのまま憎しみの深さになっています。辻は万智音の元師匠で、告発して宮廷庁から追放した張本人です。
師である辻に覚醒者として告発され宮廷庁を追われた万智音は、復讐のため真の平和時代の破壊を目指すようになりました。私怨が体制そのものへの敵意に広がっていくところが、正直ゾクッとします。第1位は、これ以上に根の深い因縁を持つ組み合わせです。さて、1位に選んだのはどの二人か、予想してみてください。
第1位 山引と桐生龍三
対立の根が最も深いのは、やはりこの二人です。かつて同じ研究室にいた教授と研究生で、桐生は山引の発見を自分の成果として発表しました。
桐生は山引の発見を自分の成果にして名声を得ましたが、手に余り殺害を試みます。しかも事故に見せかけてです。山引への劣等感が最後まで彼を縛り続けた、という点が地味に痛いんですよね。
再会後に桐生は本性を暴かれ、死亡します。奪った側が最後まで奪われたまま終わる、これ以上決定的な決着はありません。
惜しくもランク外
伊江と夕凪の会、帆秋二三麿と桐山、天沢大輝と柊木の3組も、ライバル関係として候補に挙がりました。
ブログ運営者より
ここまで読んでくれて、お疲れさま。正直に言うと、2位の万智音と辻、それに3位のナツネと新太郎は、並べ方でかなり迷ったのよね。それでも、手柄を奪って殺害まで試みた桐生と山引の因縁には、最後まで勝てなかったかな。あなたの1位は誰だったかな?





